現代において、単なるポジションパワーによる独断専行は通用しない。かつての昭和型経営のように、恐怖で押さえつけるような号令を発すれば、優秀な人材から順に静かに去っていくだけだ。
いま求められているのは、「独裁」ではなく「全責任の引き受け」としての決断である。現場の声を徹底的に吸い上げ、議論を尽くさせた上で、「ここから先の責任はすべて自分が持つ」と腹を括る。意見を無視するのではなく、合意できない痛みをリーダー自身が肩代わりする覚悟があるかどうか。その覚悟が透けて見える言葉だからこそ、人は理屈を超えて従うのだ。