国内外を問わず、多くのトップアーティストがグリルズを身につけています。海外ではエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)といったファッションアイコンはもちろん、マドンナ(Madonna)やビヨンセ(Beyoncé)、リアーナ(Rihanna)などの歌姫たちも自身のアイデンティティを際立たせるアイテムとして愛用してきました。
日本国内においても、独自の美学でカルチャーを牽引するアーティストたちが口元を彩っています。ラッパーのKOHH(千葉雄喜)氏やJP THE WAVY氏、クイーン・オブ・ヒップホップとして君臨するAwich氏、若年層から絶大な支持を得るLEX氏やBAD HOPのメンバーなどが公の場やミュージックビデオで独創的なグリルズを着用し、大きな話題を呼びました。
彼らがグリルズを愛用する理由は、単なる財力の誇示だけではありません。第一線で活躍するラッパーの手記やインタビューにおける証言を紐解くと、「言葉を紡ぎ出す器官である『口・歯』を最大の武器として飾り立てる」という表現者としての覚悟や、既存の価値観・ドレスコードに対するカウンターカルチャーとしての意味合いが色濃く存在していることが分かります。