「病院でもらうロキソニンやカロナールと、市販薬はどちらが強いのか?」という疑問を抱く人は少なくありません。実際の市販薬と処方薬の強さの違いは、成分そのものの質ではなく「1回あたりの最大用量」と「配合成分の構成」にあります。
ロキソプロフェンに関しては、市販の「ロキソニンS」も処方薬の「ロキソニン錠60mg」も有効成分量は全く同一(1錠中60mg)です。しかし、処方薬は医師の診断のもとで胃薬(レバミピドやファモチジンなど)を同時に処方して胃の保護を図れるのに対し、単体の市販薬を連用すると胃への負担と副作用がダイレクトに胃炎や胃潰瘍として表れるリスクがあります。
また、アセトアミノフェンの場合、処方薬(カロナール)は症状に応じて1回500mg〜1000mgという高用量投与が認められていますが、市販薬(タイレノールAなど)は安全マージンを考慮して1回300mg程度に抑えられています。市販薬には眠気を誘発する鎮静成分(アリルイソプロピルアセチル尿素など)が含まれている製品も多く、運転前の服用制限など副作用面での注意が必要です。