関水渚のキャリアは、実力主義のオーディションを自らの突破力で勝ち取ってきた歴史と言えます。彼女の女優人生を決定づけた主要ターニングポイントを振り返ります。
1. 1,000人超のオーディションを制した『町田くんの世界』
2019年、石井裕也監督の映画『町田くんの世界』において、演技未経験に近い状態でありながらオーディション応募者1,000人以上の中からヒロイン・猪原奈々役に抜擢されました。不器用ながらも感情を剥き出しにする迫真の演技は業界内で絶賛され、第43回山路ふみ子映画賞新人女優賞や第74回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞など、名だたる新人賞を総なめにしました。
2. 『コンフィデンスマンJP プリンセス編』で見せた健気な存在感
2026年公開の大ヒット映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』では、長澤まさみ演じるダー子の弟子となる少女「コックリ」役を熱演。言葉をほとんど発しない前半から、自信を身につけて気品ある令嬢へと覚醒していく後半のグラデーションを見事に体現し、興行収入38億円を超える大ヒットの立役者となりました。
3. 大河ドラマ『どうする家康』田鶴役での壮絶な散り際
2026年のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、松本潤演じる徳川家康の幼なじみであり、後に敵対することになる鵜殿長照の妹・田鶴(おたづ)役を演じました。鎧を身にまとい、最後まで誇り高く城を守り抜いて討ち死にする悲劇の武姫を演じきり、「関水渚の鬼気迫る演技に涙が止まらない」とSNS上でトレンド入りを果たすなど、幅広い世代にその実力を認知させました。