通信が遮断される要因は、ルーター本体だけに起因するとは限りません。上流に位置する光回線設備から家庭内の配線環境まで、複合的な要素を一つずつ切り分けていく必要があります。現場調査において頻発しているネット繋がらない原因のトップ3は次の通りです。
1. ONU光回線終端装置ランプの異常・回線障害
光回線を利用している場合、電柱から引き込まれた光ファイバーはまず「ONU(光回線終端装置)」または「ひかり電話対応ルーター(ホームゲートウェイ)」に接続されます。バッファロールーターのランプが消灯している際は、必ず上流のONU前面にあるランプを確認してください。
NTT系ONUの場合、「認証」「光回線」ランプが緑点灯していれば宅内までの光回線は正常です。もしここが「消灯」や「赤点灯」している場合は、光ファイバーの断線やNTT局舎側の設備障害が発生している証拠であり、ユーザー側での機器操作では復旧できません。契約回線の公式サイトで障害情報を確認し、回線事業者へ連絡する必要があります。
2. LANケーブル断線確認とWANポートの接触不良
ONUとバッファロールーターの「INTERNET(青色または独立したポート)」を繋ぐLANケーブルのトラブルも見落とせません。長年使用しているケーブルは、ドアの開閉による踏みつけや家具の圧迫、経年劣化によって内部で芯線が断線することがあります。
また、掃除の際に手が当たって爪(ツメ)が折れ、端子内でわずかに浮いてしまっているケースも散見されます。LANケーブル断線確認として、手持ちの別のLANケーブル(CAT5eまたはCAT6以上)に差し替え、カチッと音がするまで奥まで挿入し直す検証が不可欠です。
3. プロバイダ契約状態確認と料金未納・認証エラー
物理的な接続に問題がないにもかかわらず、INTERNETランプが橙点灯のまま推移する場合、プロバイダ契約状態確認が必要です。クレジットカードの有効期限切れによる引き落とし不能で一時的に回線が止められていたり、引っ越し手続き後の開通工事は完了したもののプロバイダの認証切り替えが完了していなかったりする事例が後を絶ちません。