キャラクターの生年月日を巡っては、ネット上でしばしば事実無根の噂や誤解が生じます。取材班が漫画キャラクター生年月日一覧や一次資料を調査したところ、ファンが陥りやすい代表的な盲点がいくつか浮かび上がってきました。
第一の誤解は、「原作とアニメ版で誕生日が異なる」という事例です。昭和から平成初期の長期放映アニメでは、原作の連載スピードに追いつかない調整の中で、アニメ独自の設定が後付けされるケースが散見されました。後に原作者監修の公式ガイドブックで修正(リコンファーム)されたものの、古い非公式wikiの情報がそのまま拡散され続けているケースがあります。
第二の盲点は、2月29日生まれの「閏年(うるうどし)キャラクター」の扱いです。『テニスの王子様』の不二周助をはじめとする閏年生まれキャラは、平年(非閏年)において「2月28日」に祝うべきか「3月1日」に祝うべきかでファンの意見が二分されます。法的には「誕生日前日(2月28日24時)に加齢する」と定められていますが、公式が2月28日と3月1日の両方に記念キャンペーンを展開することも多く、ファンにとっては「2日間連続で祝える特異日」として親しまれています。
また、4月1日生まれや1月1日生まれのキャラクターが異常に多い理由についても誤解があります。これは単なる作者の思いつきではなく、学年区分の境界(早生まれの象徴)としてドラマ性を持たせたり、物語の「始まり」を象徴するメタファーとして意図的に配置されているケースが大半です。