さゆりの本名は尾崎小百合(おざき さゆり)。兵庫県神戸市の裕福な家庭で育ち、幼少期から本格的な音楽教育を受けて育ちました。出身校は名門・大阪音楽大学短期大学部ピアノ科であり、そのピアノの腕前はクラシックの専門家も舌を巻くハイレベルなものです。
バラエティ特番のピアノ対決企画(『TEPPEN』など)で見せる超絶技巧の演奏は、普段のコミカルなキャラクターとの落差で視聴者を圧倒しました。音符を正確になぞるだけでなく、聴き手の感情を揺さぶる表現力とリズム感は、長年のステージ経験と確かな音楽的バックボーンに裏打ちされています。
一方で、プライベートでは女性として非常に過酷な身体的苦痛と向き合ってきました。20代から30代にかけて重度の卵巣嚢腫、子宮筋腫、腹膜炎を併発し、命に関わる大手術を経験しています。過酷な不妊治療にも取り組みましたが、最終的に子供を授かることは叶いませんでした。
当時のインタビューでさゆりは、「かつみさんの子供を産んであげられなかった」と涙ながらに自責の念を抱えていたことを明かしています。しかし、夫のかつみは「さゆりちゃんが生きていてくれるだけで十分。2人きりの人生を最高に楽しもう」と彼女を抱きしめ、夫婦の絆はより一層強固なものとなりました。明るい笑顔の背景には、こうした深い悲しみを受け入れ、乗り越えてきた人生の厚みがあります。