大容量でエンターテインメント性抜群のコストコですが、ネット上で「買ってはいけない食品」として名前が挙がる商品には、明確な共通点が存在します。取材班が実施した会員へのヒアリングおよびレビュー分析では、失敗の理由は大きく3つのパターンに集約されました。
第1の理由は「消費期限内に食べ切れない圧倒的なボリューム」です。コストコのデリカやベーカリーは、3〜4日以内の消費を前提とした数キロ単位のパッケージが主流です。購入当日は美味しく食べられても、連日同じメニューが続くことで家族から飽きられ、結果的に冷蔵庫の奥で傷ませてしまうケースが頻発しています。
第2の理由は「海外規格特有の大味・過度な甘さ・独特の香辛料」です。本場アメリカのレシピをそのまま再現しているスイーツや総菜は、砂糖やチーズ、シナモンなどのスパイスが日本人好みの繊細な味付けと大きくかけ離れていることがあります。「一口目は感動したが、二口目以降は重すぎて進まない」という声はその典型です。
第3の理由は「冷凍保存の手間と冷凍庫のキャパシティ不足」です。大容量食品を攻略する必須テクニックとして冷凍保存が推奨されますが、ジッパー付き保存袋への小分け作業に1時間以上取られたり、大型パックを解凍した際にドリップが出て味が劣化したりと、現場での運用ハードルは決して低くありません。