神奈川の水がめに異変?宮ヶ瀬ダム貯水率低下と渇水の真相2026

神奈川の水がめに異変?宮ヶ瀬ダム貯水率低下と渇水の真相2026

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神奈川県内の主要な水道水を供給している中核施設、すなわち相模川水系の宮ヶ瀬ダム、相模ダム(相模湖)、城山ダム(津久井湖)、そして酒匂川水系の三保ダム(丹沢湖)の現在の貯水状況はどうなっているのでしょうか。神奈川県企業庁利水電気部利水課が日々集計しているダム諸量情報および国土交通省関東地方整備局の観測データに基づき、主要ダムの最新状況をまとめました。

ダム名・水系最新の貯水率・有効貯水量平年同期比・基準値編集部の見解・実態評価宮ヶ瀬ダム
(相模川水系中津川)貯水率:約58.4%
(有効貯水量 約1億600万m³)平年比:約78%
(例年同時期:75〜80%前後)県内最大の容量を誇るが、前年秋以降の少雨で湖岸の地肌が露出。警戒域ではないが注視が必要。相模ダム
(相模川水系本川)貯水率:約64.2%
(有効貯水量 約3,100万m³)平年比:約85%
(例年同時期:75%前後)上流の降雨に左右されやすい特性上、発電放流量のきめ細やかな調整で一定の水位を維持。城山ダム
(相模川水系本川)貯水率:約71.0%
(有効貯水量 約3,650万m³)平年比:約92%
(安定運用ライン)宮ヶ瀬ダムからの導水連携(津久井導水路)が機能しており、水道取水の直接拠点として安定。三保ダム
(酒匂川水系河内川)貯水率:約69.8%
(有効貯水量 約4,540万m³)平年比:約88%
(例年水準を小幅に下回る)西湘地域および相模川水系への補完バックアップ水源として計画通りの放流調整を維持。

数字を精査すると、東日本最大級の重力式コンクリートダムである宮ヶ瀬ダムの貯水率が、平年を約20ポイント近く下回る50%台後半まで落ち込んでいることが分かります。ダム湖の総容量が大きい宮ヶ瀬ダムにおける数パーセントの低下は、水立方メートル換算で数百万トン規模の減少を意味します。県民がドライブや観光で訪れた際に「湖面が異様に遠い」と感じる直観は、客観的なデータからも裏付けられていると言えます。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。