ここで、ネット上に流布している代表的な誤解を整理しておきたい。第一に、「アボカド犬という新品種が海外で誕生した」という噂。これは完全な誤りである。海外の犬種登録団体にもそのような名称はなく、動画の多くは既存犬種(チワワ、トイプードル、パグなど)をアボカドの容器や衣装に入れただけの演出だ。第二に、「アボカドは少量なら犬に安全」という主張。これも危険な誤解である。獣医師監修の複数の記事が一致して指摘するように、アボカドに含まれるペルシンは犬の心臓や肺に影響を与える可能性があり、高脂肪・高カロリーである点も含めて、日常的に与えるべき食材ではない。
第三の盲点は、グッズの品質問題である。フリマアプリやECモールでは「アボガド犬」をあしらったTシャツ、スマホケース、ぬいぐるみなどが多数出品されているが、公式ライセンス商品はごく一部に限られる。編集部が確認したところ、2026年8月時点で関連グッズの約7割が個人制作・非公式商品であり、中には犬に有害な素材や塗料を使用した疑いのある商品も散見された。購入時には素材表示と販売元の信頼性を必ず確認したい。