機械的な歯車の噛み合わせを持たないデジタルウォッチやG-SHOCKは、破損のリスクこそ低いものの、ボタン操作の階層構造が複雑なため「合わせたつもりが午後と午前を取り違えていた」という設定ミスが頻発します。
一般的なデジタル時計の設定方法は、左上の「ADJUST(調整)」ボタン、左下の「MODE(モード切り替え)」ボタン、右側の「UP / DOWN(またはSEARCH / START)」ボタンの組み合わせで完結します。画面の「秒」が点滅し始めたら設定モードに入った合図です。
世界中で愛用されるG-SHOCKの時刻合わせ手順において、絶対に最初に確認しなければならないのが「ホーム都市(TYO / 東京)」の設定です。G-SHOCKの電波ソーラー(マルチバンド6)やBluetooth連携モデルは、指定したホーム都市のタイムゾーンを基準に世界中の時刻を算出しています。ここが「LON(ロンドン)」や「NYC(ニューヨーク)」に設定されていると、どれだけ電波を受信しても海外の時刻を表示し続けてしまいます。
G-SHOCKの基本手動操作は次の流れで行います。
1. 左上の「ADJUST」ボタンを約2〜3秒長押しし、電子音が鳴って都市コード(TYOなど)が点滅するのを確認する。
2. 右側のボタンを押して、点滅する都市が「TYO(東京)」になっていることを確認する(違っていれば修正)。
3. 左下の「MODE」ボタンを押すごとに「サマータイム(DST)→ 12/24時間制表示 → 秒 → 時 → 分 → 年 → 月 → 日」と点滅箇所が移動する。
4. 日本国内で使用する場合、DST(サマータイム)は必ず「OFF」にする。ここが「ON」になっていると針が勝手に1時間進んでしまいます。
5. 時・分の設定時は、画面の「P(PM)」インジケーターを注視する。画面上に「P」が点灯していれば午後、無点灯なら午前です。ここを見落とすと、昼の12時にアラームが鳴ったり、正午にカレンダーが切り替わったりする原因になります。最も確実な対策は、表示形式を「24時間制」に固定することです。15時や20時といった表記にしておけば、午前午後の混同は物理的に発生しません。
6. 最後に左上の「ADJUST」ボタンを1回押して点滅を終了させます。