検索エンジンやSNSの相談窓口で頻出するのが、「成人式の親の服装はどこまで自由が利くのか」「母親が着物を着たり、父親が普段着で行ったりすると会場で浮いてしまうのか」という切実な問いです。結論から整理すると、会場内に入場・同伴する場合はフォーマル(準礼装・略礼装)が絶対条件であり、完全な普段着は確実に周囲から浮いてしまいます。
2026年における自治体主催の式典現場では、座席数の関係から「保護者席は別室のモニター中継」「入場券を持つ親のみ入場可」など制限を設ける地域が約3割残る一方、アリーナやホールに親子揃って入場できる自治体も増えています。親がホール内に入るケースでは、周囲の親の9割以上がスーツや上品なセットアップを着用しています。そこでトレーナーやジーンズ、スニーカーといった普段着を着ていると、周囲の目線を集めてしまい、子ども本人に肩身の狭い思いをさせる結果になりかねません。
一方で「母親の着物(和装)は浮くのではないか」という懸念については、着物の「格」さえ間違えなければ全く問題ありません。大手呉服専門店グループのアンケート調査によると、式典同伴や記念写真撮影で母親が着物を着用する割合は全体の約22〜25%を維持しています。「振袖姿の娘と並んで記念の和装を残したい」という家庭も多く、格式を守った落ち着いた訪問着であれば、浮くどころか会場に品格を添える好印象な装いとして高く評価されています。