パンツレス流行の真相|海外セレブの熱狂と公序良俗の境界線を検証

パンツレス流行の真相|海外セレブの熱狂と公序良俗の境界線を検証

パンツレス流行の真相|海外セレブの熱狂と公序良俗の境界線を検証の特集記事を解説します。専門的な知識が詰まっています。

ボトムスを穿かない大胆なスタイルがなぜ今大流行しているのか。その発端を辿ると、ラグジュアリーブランドによる明確な仕掛けと、ソーシャルメディアの拡散アルゴリズムが完璧に噛み合った歴史的経緯が見えてきます。なかでも決定的な転換点となったのが、ミュウミュウ パンツレスの提案です。ランウェイ上でスパンコールやビジューを散りばめた煌びやかなマイクロショーツを発表し、下着を「隠すもの」から「堂々と見せる主役ピース」へと価値転換を成し遂げました。

このアヴァンギャルドな提案をストリートへ引きずり下ろし、現実のカルチャーへと変貌させたのが、ケンダルジェンナー パンツレスとして世界中で話題をさらったパパラッチ写真でした。彼女はブラックのシアータイツに身を包み、ノーボトムの状態でロサンゼルスの街を歩行。その姿は瞬く間に数千万インプレッションを記録し、ファッション業界全体に巨大な地殻変動を引き起こしました。

さらに、格式高いメットガラ(Met Gala)のレッドカーペットにおいても、ゼンデイヤ、ジジ・ハディッド、ジェニファー・ロペス、レディー・ガガらが次々と独創的なノーパンツルックを披露しました。ドレスコードの解釈を逆手に取り、下半身のボリュームを極限まで削ぎ落とすスタイリングは、「計算されたミニマリズムの極致」としてモード誌の絶賛を浴びることとなりました。従来のY2Kローライズブームをさらに押し進め、ボトムスそのものを消失させるという過激な飛躍こそが、パンツレス 流行の理由における最大の推進力となったのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。