2人の関係性が世間に広く知れ渡るきっかけとなったのは、トーク番組『A-Studio』や『森田一義アワー 笑っていいとも!』『ダウンタウンDX』などで語られた数々の思い出話でした。互いを「じゅんちゃん」「ジョー」と呼び合っていた少年時代には、胸を打つ生活感あふれるエピソードが詰まっています。
当時、最も2人を強く結びつけていたのは「母子家庭で育った」という共通の家庭環境でした。オダギリジョー氏の母親は映画館に勤務しており、母親の仕事中は映画館で何本もの映画を観て過ごしていたことが、後の映画人・オダギリジョーの感性を育んだと知られています。一方の河本氏も母の手ひとつで育てられており、互いの境遇を自然と理解し合える安心感がありました。
「お互いの母親同士も面識があり、学校帰りに相手の家に寄っては、お互いの母親が作ってくれた質素ながら温かいご飯を一緒に食べていた」というエピソードは、ファンの間でも非常に有名です。オダギリ氏が少し高価なおもちゃや珍しい文房具を持っていれば、河本氏が「ジョー、ちょっと貸して!」と頼み込み、そのまま遊び倒すといった、どこにでもある少年期のリアルな日常がそこにはありました。