テレビ番組の枠組みを離れた場において、カズレーザーの持つ「潔癖な合理性」と「容赦のない毒舌」はさらに色濃く現れます。その象徴ともいえるのが、ぺこぱの松陰寺太勇との共同YouTubeチャンネル『カズレーザーと松陰寺のチルるーム』です。
日刊スポーツ等の報道によると、同チャンネル内で「物持ちの良さ」について議論が及んだ際、松陰寺が「リモコンの裏の電池入れのフタを紛失したまま使い続けている」と告白したエピソードがあります。これに対しカズレーザーは一切の笑みを浮かべることなく、「軽蔑してます」「本当に嫌い」と言い放ちました。松陰寺という親しい同年代芸人相手のプロレス的ノリを含んでいるとはいえ、雑な生活態度やだらしなさに対する生理的な拒絶をそのまま言葉にする姿勢は、視聴者の間でも「いくらなんでも言い過ぎ」「潔癖すぎて息が詰まる」と話題を呼びました。
さらにSirabeeの報道でも取り上げられたように、同チャンネルで「アピールされたら不快に感じるもの」という話題になった際には、「昔ワルだった、昔スポーツを本気でやっていた」といった過去の栄光アピールに対し、「結構上位で、すげえ嫌い。うるせえと思う」とバッサリ切り捨てています。見栄や虚飾、非効率な精神論を徹底して嫌悪する彼のパーソナリティが浮き彫りとなった瞬間です。
しかし、こうした強烈な嫌悪感の背景には、彼自身の原体験が色濃く影を落としています。過去にライブドアニュース等で報じられたインタビューによると、カズレーザーは学生時代に体育の授業が嫌いだった理由として、次のように語っています。
「できないから嫌いになるわけ。球技とかスイミングとか。できる人が『なんでできないんだよ』って言うのが本当に嫌だった」
能力のある者が無自覚に強要する無理解への反骨心。理不尽な押し付けに苦しめられた過去があるからこそ、彼は大人になった今、世間の曖昧な常識や見栄に対して過剰なまでに論理の防壁を張り巡らせ、時に過激な拒絶反応を示してしまうのだと推察されます。