ネット上の掲示板やSNS検索窓に「シェイクシャック 外苑前」と打ち込むと、サジェストに浮上する「閉店」「立ち退き」という不穏な単語。この噂の震源地となっているのが、東京都や事業者(三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事)が進めている神宮外苑地区第一種市街地再開発事業です。
神宮球場と秩父宮ラグビー場の位置を入れ替えて建て替える大規模工事や、樹木の伐採をめぐって社会的な議論が巻き起こるなか、「いちょう並木沿いにあるシェイクシャックも工事区域に含まれて取り壊されるのではないか」という憶測がひとり歩きしました。
結論から申し上げると、外苑いちょう並木店が即座に閉店・立ち退きとなる公式な決定は一切存在せず、デマに近い誤認です。東京都の都市計画審議会資料および事業者側の環境影響評価書を精査すると、4列のいちょう並木そのものは「歴史的景観の骨格」として厳格に保全される方針が明記されています。並木の根系への影響を避けるため、新球場のセットバック(後退)設計変更が行われるなど、並木道そのものを消失させる計画はありません。
もちろん、再開発エリア全体の工事が本格化するに伴い、周辺の歩道整備や景観の変化、一時的な資材搬入動線の影響を受ける可能性はゼロではありません。しかし、シェイクシャックを日本で展開する株式会社サザビーリーグの運営体制のもと、同店は「外苑の顔」として極めて堅牢な営業を続けています。根拠のない閉店パニックに惑わされることなく、安心して足を運んで問題ありません。