王子が岳の頂上付近に位置する「王子が岳パークセンター」は、かつてのレストハウスを一新し、現在は瀬戸内の大自然と調和したコミュニティ拠点として機能しています。この施設内に誕生した天空カフェ「belk(ベルク)」は、SNSを中心に岡山県内外で大きな反響を呼び続けています。
店内に足を踏み入れると、壁一面に広がる大きなガラス窓越しに瀬戸内海の青い海原と点在する島々がパノラマで展開します。無駄を削ぎ落としたミニマルなインテリア、丁寧にドリップされた珈琲の香り、そして視界を遮るもののないオープンテラス席。訪れた観光客からは「まるで海の上に浮かんでいるかのような浮遊感を味わえる」との声が絶えません。
カフェから整備された遊歩道を東へ5分ほど歩くと、王子が岳のもうひとつの象徴である「ニコニコ岩」が現れます。風化によって削られた巨大な花崗岩が、まるで瀬戸内海を眺めて微笑んでいるかのような表情を見せるユニークな奇岩です。周囲には「ひょうきん岩」「おじさん岩」「太鼓岩」など、個性豊かな巨岩が群生しており、訪れる人々に自然の造形美とどこかユーモラスな癒やしを与えています。