Q1:岸信介が「昭和の妖怪」と呼ばれた決定的な理由はなんですか?
A1:戦前の「満州国」経営で強大な権力を握り、東条内閣の商工大臣として開戦詔書に署名しながら、終戦後のA級戦犯容疑(巣鴨プリズン収監)から奇跡的に不起訴・釈放され、わずか数年で自民党を結党し内閣総理大臣にまで上り詰めた、底知れない人脈・資金力・政治的生命力の凄まじさから畏怖を込めてそう呼ばれました。
Q2:1960年の安保闘争で岸信介が辞任したのはなぜですか?
A2:日米安全保障条約の改定そのものには成功したものの、条約案を可決させる際に警官隊を国会へ導入して野党を排除し、単独で強行採決を行った手法が「議会制民主主義の破壊」として全国的な国民の怒りを買いました。国会を取り囲むデモが数十万人規模に拡大し、死者が出る事態に発展したため、新条約の発効と引き換えに混乱の責任を取って内閣総辞職に追い込まれました。
Q3:岸信介と安倍晋三元首相はどのような血縁関係にありますか?
A3:岸信介は安倍晋三元首相の「母方の祖父」にあたります。岸の長女である岸洋子さんが、安倍晋太郎元外務大臣と結婚して生まれた二男が安倍晋三氏です。また、ノーベル平和賞を受賞した元首相・佐藤栄作は岸信介の実の弟(三男)であり、親族から3人の総理大臣を輩出した日本屈指の政治家一族です。