R&Bとは何の略?ソウルやヒップホップとの違いと名曲の歴史を徹底解説

R&Bとは何の略?ソウルやヒップホップとの違いと名曲の歴史を徹底解説

R&Bとは何の略?ソウルやヒップホップとの違いと名曲の歴史を徹底解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

音楽ファンを長年悩ませてきたのが、「R&Bとソウルは何が違うのか」「どこからがヒップホップで、ネオソウルとは何か」という境界線の曖昧さです。SNSの音楽コミュニティや知恵袋などでも「定義が人によってバラバラで混乱する」という声が絶えません。この混同を解消するために、各ジャンルの構造的特徴、歴史的ルーツ、精神性を下表に整理しました。

ジャンル区分音楽的構造・特徴発祥年代・背景編集部の見解・判別の決定打R&B(リズム・アンド・ブルース)洗練されたコード進行、シンコペーション、時代ごとの最新ビート(電子的ドラム含む)1940年代末期〜現在(常に商業ポピュラー音楽と接続)「母体となる大樹」。時代に応じてサウンドを変容させながらダンスとメロディを追求する包括的概念。ソウル(Soul)教会音楽(黒人ゴスペル)由来のシャウト、熱唱、コール&レスポンス、生楽器の鳴り1960年代(公民権運動の高まりと黒人アイデンティティの覚醒)R&Bとソウルの違いは「精神性と歌唱アプローチ」。魂(Soul)の解放を神聖視する内発的エネルギーが核。ヒップホップ(Hip-Hop)ターンテーブルのブレイクビート、サンプリング、歌唱ではなくリズミカルな語り(ラップ)1970年代中盤(サウス・ブロンクスのブロックパーティ文化)R&Bとヒップホップの違いは表現手法。メロディの「歌」がR&Bなら、リズムに乗せた「言葉の押韻」がヒップホップ。ネオソウル(Neo-Soul)打ち込み全盛へのカウンター。70年代ニューソウルへの回帰、生ドラムの「レイドバック(タメ)」1990年代中盤〜2000年代初頭(ディアンジェロ、エリカ・バドゥら)ネオソウルとの違いはオーガニック志向。商業主義的なR&Bへの反逆として生まれた生々しいジャムセッション感覚。

上記の差異を端的に表現するならば、R&Bという広大な海の中に、1960年代に生まれた情熱的な潮流が「ソウル」であり、1990年代に有機的な生音回帰を目指した潮流が「ネオソウル」です。そしてヒップホップとは兄弟関係にあり、90年代以降は互いの境界線を溶かし合いながら現代のヒットチャートを牽引しています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。