順風満帆に見える斉藤慶子の歩みですが、その裏には深い葛藤と私生活の挫折がありました。彼女は1997年、35歳のときに実業家で美術プロデューサーの木本公輔氏と1度目の結婚を経験しています。
2000年には待望の第1子となる長女が誕生し、公私ともに満ち足りた日々を送っているかに見えましたが、2008年に約11年間の婚姻生活にピリオドを打ちました。離婚に至った背景には、多忙を極める芸能活動と実業家の家庭生活における生活リズムの不一致、そして何より愛娘の教育方針を巡る根本的なすれ違いがあったと報じられています。
斉藤慶子は当時を振り返るインタビューなどで、「子育てに対する思いや将来のビジョンについて、お互いに譲れない部分が生じてしまった」という趣旨の告白を残しています。感情的な対立の末の泥沼劇ではなく、娘の将来を最優先に考えたうえで下した苦渋の決断でした。
離婚成立後、彼女はシングルマザーとして娘を引き取り、仕事をこなしながら一人で育てる道を選びました。朝早く起きて弁当を作り、送り迎えを行い、PTA活動にも積極的に参加するなど、華やかな芸能活動の裏で孤軍奮闘した数年間が、彼女の精神的な強さをより一層磨き上げることになったのです。