ネット通販で「届いた服を試着したらブカブカだった」という失敗談が後を絶たない背景には、ZARA特有のパターン設計とグローバルなブランド戦略があります。
ZARAサイズ感大きめ理由の最大の要因は、スペインをはじめとする欧米人の平均身長や骨格バランスをベースに原型(マスターパターン)が引かれている点にあります。日本のJIS規格と比べると、次のような明確な差が生じます。
- 着丈と袖丈が長い:腕が長く高身長な欧米モデルを想定しているため、袖先が手の甲を覆ってしまったり、パンツの裾が床に引きずったりしやすい構造です。
- 身幅・胸元の立体裁断:バストやヒップの凹凸を立体的に包み込む設計のため、華奢な体型の多い日本人が着ると胸元が開きすぎたり、腰まわりに余分なシワが寄ったりします。
- コレクションごとのトレンドシルエット:モード感の強いオーバサイズジャケットやワイドパンツは、もともとゆとりのある寸法に設定されているため、サイズダウンを前提に設計されています。
「普段通りのサイズを選べば安心」という固定観念を捨て、アイテムのシルエットやカッティングの特徴を見極めることが、失敗を防ぐ第一歩です。