立ち上がりから一瞬たりとも目が離せない緊迫の展開となった今回の一戦。スコアボードにゼロが並ぶ我慢比べの均衡を破り、DeNA対ソフトバンクの勝敗を分けた決定的な要因は、7回裏に見せた「ベンチの継投判断」と「代打策の的中」でした。
先発投手が力投を続け、疲労の色が見え始めた100球目前後。ソフトバンクベンチが誇る強力リリーフ陣の投入を前に、DeNA首脳陣は相手投手のわずかな制球の乱れを見逃しませんでした。四球で出た走者を確実に進め、相手バッテリーの配球傾向を完全に読み切った代打が放った右中間への適時打。この一打が膠着状態を打破する値千金の決勝点となりました。
福岡ソフトバンクホークスも持ち前の鋭い選球眼と機動力で猛反撃を試みたものの、DeNAの救援陣が繰り出す外角低めへの徹底したコマンドの前に一歩及ばず。短期決戦を思わせる緻密な配球と、勝負どころでの思い切りの良さが勝敗の境界線をくっきりと浮き彫りにした形です。