Q1:スーパーの売り場でパッケージに「ミント」としか書かれていない場合、どう見分ければ良いですか?
A1:最も確実な見分け方は「葉の付け根」と「葉先」の確認です。葉の付け根に柄(葉柄)がなく、茎から直に生えているように見え、葉先が鋭角に尖っていればスペアミントです。葉の付け根に5ミリ〜1センチほどの柄があり、全体的にやや丸みのある卵形で、茎に赤紫色の筋が見られる場合はペパーミントです。また、パック越しに軽く揉んで甘みを感じる優しい香りならスペアミント、ツンと鼻を突く清涼感ならペパーミントと判別できます。
Q2:日本固有の「和ハッカ(ニホンハッカ)」はスペアミントとペパーミントのどちらに近いですか?
A2:系統および成分的にはペパーミントに非常に近い(むしろ清涼感においては上位の)存在です。和ハッカ(Mentha canadensis var. piperascens)の主成分はl-メントールで、その含有比率は70〜80%以上に達し、ペパーミント(40〜50%)を遥かに凌ぐ極めて強い冷却感と結晶化能力を持ちます。甘みのあるスペアミントとは対極に位置するため、料理やモヒートにそのまま使うと強烈な辛みと冷感を感じる原因になります。
Q3:乾燥ミント(ドライハーブ)でも香りの違いは残りますか?
A3:しっかりと残りますが、香りの飛び方に差が出ます。スペアミントのカルボンは比較的熱や乾燥に対して安定しており、乾燥させても特有のまろやかな甘い香りが長く保たれます。一方、ペパーミントの主成分であるメントールは揮発性が高いため、長期間空気に触れて乾燥していると清涼感が徐々に抜け、枯れ草のような特有のえぐみが前面に出てしまうことがあります。ドライハーブを保管する場合は、密閉容器に乾燥剤を入れ、冷暗所で保管することが香りを保つ秘訣です。