みかんの白い筋は捨てるな!アルベドの驚きの栄養効果と食べるべき理由

みかんの白い筋は捨てるな!アルベドの驚きの栄養効果と食べるべき理由

みかんの白い筋は捨てるな!アルベドの驚きの栄養効果と食べるべき理由を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

ネット上では定期的にみかんの白い筋取り方や「一瞬でツルツルにむく裏ワザ」が話題となる。代表的な手法として以下のものが挙げられる。

ひとつは、ヘタ(果梗部)の反対側のお尻からではなく、「ヘタ側から皮をむく」という方法だ。維管束の走行構造上、ヘタ側から外皮を引っ張るとアルベドが外皮側に密着したまま剥がれやすくなる。また、柑橘缶詰の製造工程を模して「重曹(炭酸水素ナトリウム)を溶かした熱湯に数分くぐらせる」というケミカルな裏ワザも拡散されている。

しかし、ここには大きな落とし穴が存在する。熱湯や重曹水にさらす方法は、熱に弱いビタミンCを破壊するだけでなく、水溶性のヘスペリジンやペクチンを大量に湯中へ流出させてしまう。舌触りの滑らかさを手に入れる代償として、みかんが持つ最大の機能性価値をドブに捨てているようなものだ。

また、「白い筋には残留農薬が集まりやすいのではないか」というネット上の噂も完全な誤解である。農林水産省の安全基準に基づき適正に使用される防除資材は外側のフラベド(オレンジの厚い皮)で遮断され、内側のアルベドに有害な濃度で蓄積することはまずない。国産の温州みかんにおいては、過度な心配から白い部分を削ぎ落とす必要性は皆無である。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。