流山ベースの正体を知るには、同拠点が置かれているロケーションと組織の位置づけを把握しておく必要があります。この拠点は大和ハウス工業が開発した日本最大級のマルチテナント型物流施設「DPL流山」内に設置されており、物流関係者の間ではDPL流山 ヤマト運輸ベースとしても広く知られています。
単なる荷物の集配窓口ではなく、組織上はヤマト運輸 流山主管支店の管轄下に置かれた基幹ターミナルです。千葉県北西部から埼玉県東部、さらには東京23区東部へと向かう膨大な荷物を集約・中継する心臓部の役割を担っています。常磐自動車道「流山インターチェンジ」至近という抜群の立地を誇り、東北・北関東方面と首都圏中心部を結ぶ結節点として、24時間365日ノンストップで大型トラックが行き交っています。
最新鋭の物流テックが導入された巨大施設でありながら、EC需要の拡大により取扱量は高止まりを続けています。処理能力の限界に近い物量を常に捌き続けているからこそ、ひとたび高速道路の事故渋滞や自然災害による交通規制が発生すると、その波及効果が首都圏全域の配送スケジュールに遅れを生じさせる構造的なリスクを孕んでいます。