Q1:南京虫に刺された跡はいつ治りますか?跡が残るのを防ぐ方法はありますか?
A1:適切なステロイド外用薬を使用した場合、激しい痒みと発疹は通常1〜2週間程度で沈静化します。ただし、激しく掻き壊してしまうと傷口が色素沈着(黒ずみ)となり、完全に薄くなるまで3ヶ月から1年近く要することがあります。跡を残さないためには、初期段階で患部を保冷剤などで冷却して痒みを抑え、市販のアンテドラッグステロイド軟膏等を塗布して「絶対に爪で掻かない」環境を作ることが最重要です。
Q2:南京虫とダニの刺され跡の写真を見比べても見分けがつきません。確実に見極める方法は?
A2:皮膚の発疹の見た目だけで両者を100%鑑別することは、皮膚科専門医であっても困難です。確実に見極める判断材料は「刺された部位」と「寝具周辺の痕跡」です。手足や顔など露出部が集中的に刺されており、寝具の縫い目やシーツに黒褐色のインク染みのような「血糞」が付着していれば南京虫の可能性が極めて濃厚です。ダニは服に隠れた腹部や内股を刺し、目に見える血糞を残しません。
Q3:同じ寝室で寝ているのに、自分だけ刺されて同居家族には刺された跡がありません。なぜですか?
A3:同居家族も吸血されているものの、「アレルギー反応が出ていないだけ」というケースが頻繁に起こります。南京虫の刺され跡は虫の毒素ではなく人間の免疫反応によって腫れるため、抗体反応が起きにくい体質の人や、初めて刺された人は無症状(無自覚)のまま経過します。刺され跡が出ないからといって安心せず、寝室全体の生息痕跡を点検する必要があります。
Q4:自宅で南京虫の姿は見当たりませんが、刺され跡だけが増え続けています。どうすべきですか?
A4:南京虫は極めて平らな体型をしており、昼間は壁紙の剥がれ、コンセントの裏側、ベッドフレームの接合部など幅1ミリ以下の隙間に身を潜めています。姿が見えなくても夜間に吸血被害が続く場合は、すでに室内で巣が形成されている疑いがあります。自己判断でくん煙剤を使わず、暗がりでスマートフォンのライトを用いて隙間を捜索するか、早期に無料点検を行っているプロの防除業者に相談してください。