実際に業者を利用した方々は、どのような体験をしているのでしょうか。SNSやネット掲示板、大手Q&Aサイトに集まる伐採業者の評判と口コミを精査すると、発注先によって満足度とトラブルの発生率に極端な二極化が見られます。
都内の戸建て住宅に住む60代男性は、自宅裏の高さ7メートルのケヤキ伐採を巡り、手痛い失敗を経験したと語ります。
「ポストに『不要な庭木、格安で切ります』というチラシが入っていたので連絡しました。見積もりは3万円と言われ即決したのですが、作業当日に作業員3名が来て枝を半分落としたところで『木の中にカミキリムシの食害があり、倒壊の危険があるため応援を呼んだ。合計24万円になる』と迫られました。途中でやめられても困るので支払ってしまいましたが、後から地元の造園屋に聞くと『あの木なら高所作業車を使っても総額8万円が妥当』と呆れられました」
一方で、費用を極限まで抑えようとして失敗するパターンも散見されます。その代表例が自治体のシルバー人材センターの伐採費用を頼るケースです。シルバー人材センターは日当制(1人あたり半日5,000円〜8,000円前後+処分代実費)で依頼できるため、民間の半額以下で済むケースが多いのは事実です。しかし、会員の多くは高齢の一般退職者であり、植木職人の経験者ばかりではありません。
「高さ3メートル以上の木は安全基準上断られた」「道具を運ぶ途中でフェンスを壊されたが補償交渉に数ヶ月かかった」という声が多数存在します。シルバー人材センターは低木の剪定や簡単な草刈りには極めて有用ですが、倒木の恐れがある高木や電線が絡むような作業では、損害賠償保険に加入している専門の伐採業者への依頼が安全策となります。