プロ転向後、羽生結弦は東京ドームでの単独公演「GIFT」を成功させ、スケートと映像、音楽を融合させた前例のないソロ表現を打ち立てた。圧倒的なストーリー性と高い技術力で、ドーム空間全体を自身の小宇宙へと変貌させたインパクトは今なお記憶に新しい。
一方、浅田真央は全国を巡回したアイスショー「BEYOND」において、座長として自らキャストの選考から演出、振付の細部に至るまで陣頭指揮を執った。極限まで研ぎ澄まされた群舞とクラシック音楽の調和は、観客の涙を誘い、全国各地で空前の興奮を巻き起こした。
表現者としてそれぞれ頂点を極めた二人が、自らの代表作を経た今、表現の極致として手を組む意味は大きい。個々の世界観が衝突し合い、新たな化学反応を起こす瞬間を、世界が待ち望んでいる。