変成シリコンとは?普通のシリコンとの違いや塗装できる理由を徹底解説

変成シリコンとは?普通のシリコンとの違いや塗装できる理由を徹底解説

変成シリコンとは?普通のシリコンとの違いや塗装できる理由を徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

Web上の情報やDIY動画では「外壁補修には変成シリコンを使えば安心」と大雑把に紹介されるケースが散見されます。しかし、ここには施工後数年が経過してから発覚する深刻な落とし穴が潜んでいます。

それが「ブリード現象」と呼ばれるトラブルです。一般的なシーリング材には、柔軟性を保つために「可塑剤(かそざい)」という液状の添加剤が含まれています。標準仕様の変成シリコンを使って外壁のひび割れを目止めし、その上から綺麗に塗装を施した場合、2〜3年が経過すると塗膜を透過して内部から可塑剤がじわじわと表面へ溶け出してきます。溶け出た可塑剤はベタつきを帯びているため、空気中の排気ガス、砂埃、花粉などを吸着し、目地のラインに沿って真っ黒な帯状の汚れ(黒ずみ)を浮き出させてしまいます。

この現象を防ぐために開発されたのが、「ノンブリード型変成シリコン(製品名にNBと表記)」です。可塑剤の配合を極限まで抑えるか、ポリマー自体が可塑効果を持つ特殊設計になっており、年数が経過しても表面に油分が移行しません。2026年現在の外壁サイディング目地補修やモルタルクラックの補修において、プロの塗装職人が使用する変成シリコンは、ほぼ100%がこのノンブリードタイプです。数百円の価格差を惜しんで通常型を選んでしまうと、数年後に美しい外壁の美観を台無しにすることになります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。