日本の伝統的な羽織ものには、半纏や法被以外にも混同されやすい名称がいくつか存在します。それぞれの違いを一覧で整理します。
・丹前(たんぜん)/どてら
半纏と同じく中綿入りの防寒着ですが、最大の違いは着丈の長さです。半纏が腰から太ももあたりまでの短丈であるのに対し、丹前・どてらは足首近くまである長着(フルレングス)で、主に湯上がりや就寝前の防寒用として用いられます。
・羽織(はおり)
着物の上に重ね着する外出用の正装・略礼装です。衿を外側に折り返し、胸元に「羽織紐(はおりひも)」を結んで留めるのが特徴で、防寒だけでなく格式を整える役割を持ちます。
・陣羽織(じんばおり)
戦国武将が鎧兜(よろいかぶと)の上に羽織った袖なしの衣装です。防寒・防雨とともに武将の威厳を誇示する目的があり、法被の原型の一つとされています。