床に水が溜まっているのを確認したら、原因調査の前にまず水の供給を遮断しなければなりません。被害を最小限に抑えるトイレ床のじわじわ水漏れ応急処置の基本手順を実行してください。
最初に行うべきは、トイレ止水栓の閉め方と手順の遵守です。止水栓は通常、便器に向かって左側または右側の壁面、あるいは床面から立ち上がっている給水管に設置されています。
- 止水栓のタイプを確認する:マイナスドライバーで回す「溝タイプ」か、手で回せる「ハンドルタイプ」かを確認します。
- 時計回り(右方向)に回して閉める:マイナスドライバーを溝にしっかり差し込み、固い場合でも体重をかけて右へ回し切ります。何回転したかをメモしておくと、復旧時に元の水圧へ戻す調整が容易になります。
- 固着して回らない場合の対処:十数年動かしていない止水栓は錆や水垢で固着していることがあります。無理にプライヤーなどで力を加えると給水管自体が根元から折損し、壁内噴水という大惨事になりかねません。動かない場合は直ちに作業を中断し、家全体の「元栓(水道メーターボックス内のバルブ)」を閉めてください。
- 便器洗浄を行って管内の残圧を抜く:止水栓を閉めた後、一度レバーを引いてタンク内の水を空にし、配管内の圧力を逃がします。
- 床面の水分を完全に除去する:雑巾で水滴を吸い取った後、アルコール消毒液を吹きかけて拭き上げます。排水パテからの漏れだった場合の雑菌繁殖とカビの発生を抑えるためです。
止水栓を閉めて数時間経っても床が濡れ続ける場合は、給水ではなく「便器内に残っている封水が排水パテの隙間から漏れ出している」か、あるいは「結露」である可能性へと絞り込むことができます。