映像配信サービスのNetflixなどで配信され、世界中で大きな反響を呼んだドキュメンタリー映画『シュガー・コーテッド』は、砂糖や高タピオカ・トウモロコシ系甘味料の健康被害を隠蔽してきた巨大産業のロビー活動を痛烈に暴き出した。
映画の中では、かつてタバコ業界が採った「科学的議論の引き延ばし」とまったく同じ手法が、砂糖・甘味料業界によって数十年間にわたり繰り返されてきた実態が極秘文書とともに解き明かされる。脂肪が悪者にされ、低脂肪・無脂肪食品がもてはやされた裏側で、減った旨味を補うために大量の異性化糖が投入された歴史的皮肉だ。
消費者が「体に良い」と信じて購入していたスポーツドリンクや低脂肪ヨーグルトにこそ、大量の果糖が潜んでいた。このドキュメンタリーは、現代人がいかに意図的に仕組まれた甘い罠の中に置かれているかを強烈に印象付けた。