現在最もポピュラーな「16時間断食(インターミッテント・ファスティング)」だが、ここには見落とされがちな落とし穴が存在する。人間の身体は、外部からエネルギー(ブドウ糖)が補給されない状態が長く続くと、生存本能として脂肪だけでなく体内の筋肉(タンパク質)を分解してエネルギーを作り出そうとする。これが「筋肉崩壊」のメカニズムだ。
筋肉量が減少すれば、当然ながら日常の消費カロリーである「基礎代謝」はガクンと落ち込む。「体重計の数値は一時的に減ったものの、以前より太りやすく痩せにくい体質になってしまった」という嘆きの声は、まさに代謝の要である筋肉を自ら削ぎ落としてしまった結果に他ならない。