水戸黄門「風車の弥七」歴代俳優の真相!初代から現在の変遷を徹底解剖

水戸黄門「風車の弥七」歴代俳優の真相!初代から現在の変遷を徹底解剖

水戸黄門「風車の弥七」歴代俳優の真相!初代から現在の変遷を徹底解剖にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

中谷一郎さんの降板・逝去後、ファンの間では「風車の弥七は永久欠番になるのではないか」と囁かれていました。実際、制作陣も後任のキャスティングには極めて慎重であり、第28部から第36部までの約8年間、弥七の名が本編に登場することはありませんでした。

転機が訪れたのは2007年、里見浩太朗さんが光圀を演じる第37部の制作時でした。番組のテコ入れと原点回帰を目指す中で、制作陣はついに弥七の復活を決断します。白羽の矢が立ったのが、圧倒的な演技力と存在感を誇る内藤剛志さんでした。

当時、すでに現代劇の主役級として確固たる地位を築いていた内藤さんにとっても、このオファーは想像を絶する重圧でした。内藤さんは就任時のインタビューで「中谷先輩が30年かけて作り上げた弥七は、日本人全員の心にある。真似をしても絶対に勝てない。自分にできるのは、光圀公への忠誠心と、庶民を守る情の深さを全力で表現することだけだ」と語っています。

内藤版の2代目弥七は、中谷さんの持つニヒルな影を受け継ぎつつも、より包容力のある「街の頼れる兄貴分」としての温かみを前面に押し出しました。殺陣の切れ味はもちろんのこと、現代の視聴者が共感しやすい人間味あふれる弥七像を見事に定着させ、2011年の第43部最終回スペシャルまで堂々とその大役を務め上げました。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。