「大人の都合で子どもの行動を制限しないことが、感情の発達において極めて重要なのです」――そう語るのは、長年現場の指揮を執る野崎園長だ。園長が導入した指導法の根底には、最新の幼児心理学の理論がある。子どもの自己肯定感を育むため、登園時の声かけから喧嘩の仲裁に至るまで、感情の言語化を促す特別なダイアローグが徹底されている。
無理に抑え込むのではなく、怒りや悔しさといったネガティブな感情も含めて肯定的に受け止める環境。それこそが、園児たちが他者への共感力と強い自立心を育む土台となっている。専門家の視点を取り入れた日々のフィードバックは、家庭での子育てに悩む親たちにとっても心強い道標となっているようだ。