目玉マークが誕生する以前、フジテレビのシンボルとして親しまれていたのが、チャンネル番号の「8」を図案化したフジテレビ旧ロゴ 8マークでした。この旧ロゴを手掛けたのは、1964年東京オリンピックのポスターやNTTのロゴなどを手掛けた日本デザイン界の巨匠・亀倉雄策氏です。
歴代のシンボルがどのような意図で作られ、どのように移行していったのか、そのフジテレビマークの歴史を客観的データとともに比較します。
旧ロゴ「8マーク」もデザイン史に残る傑作でしたが、関東地区(親局)の「8チャンネル」に依存するデザインであったため、地方系列局(東海テレビの1チャンネル、関西テレビの8チャンネル、テレビ西日本の9チャンネルなど)や、新聞・ラジオ・出版といったグループ他媒体には展開しにくいという構造的課題を抱えていました。
フジサンケイグループ目玉マークの導入により、媒体や地域の壁を超えて「グループ全体をひとつの共通イメージで束ねる」という現代的ブランディングが完成したのです。