視覚的なアプローチにとどまらず、根本的に物理的な骨長を伸ばしたいという強い需要に応える形で、美容医療業界も進化を続けている。ここで注目を集めているのが、骨を人工的に切断して少しずつ伸ばす大腿骨延長術だ。
この治療法の根底にあるのは、20世紀半ばにソビエト連邦の医師ガヴリール・イリザロフが創始した「イリザロフ法」と呼ばれる創外固定技術である。元々は事故による骨欠損や先天性の骨成長障害を治療するための高度な医療技術であったが、近年では身長を伸ばしたい、脚を長くしたいという審美的欲求に応える高度美容外科の一環として転用されるケースが増加している。