一躍世界にその名を知らしめた転機といえば、ヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した映画『ヒミズ』だろう。暗闇の中で葛藤する少年を演じきった表現力は、海外の映画人たちを唸らせた。極限状態の人間心理をリアルに体現する鋭い眼光は、まさに圧巻の一言に尽きる。
一方、日米共同制作の超大作ドラマとして話題を集めたドラマ『TOKYO VICE』においても、下町育ちの役者魂が光る。裏社会のリアルな空気感を背負う迫力ある立ち振る舞いは、海外制作陣にも強い衝撃を与えた。撮影現場の舞台裏では、言葉の壁を越えた圧倒的な存在感が幾度となく絶賛されていたという。