塗っても焼ける謎を解明!皮膚科医が教える日焼け止めの正しい塗り方

塗っても焼ける謎を解明!皮膚科医が教える日焼け止めの正しい塗り方

塗っても焼ける謎を解明!皮膚科医が教える日焼け止めの正しい塗り方の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

日焼け止めのポテンシャルを100%発揮させるためには、感覚に頼るのではなく、明確な「計量」と「塗り方の手技」を身につけなければなりません。日焼け止めのタイプごとの顔への適量は、明確に定義されています。

【顔への規定量・目安】

  • 液状・ローション・乳液タイプ(振って使う2層式など):1円硬貨2枚分(1枚分ずつ2回に分けて塗る)
  • クリーム・ジェルタイプ:パール粒2個分(直径約8ミリの粒を2回に分けて重ねる)

最も推奨される手法は、皮膚科医が推奨する「5点置き+2度塗り(レイヤリング法)」です。手のひらですり合わせてから顔全体に擦り込む方法は、手のひらに成分の大半が吸収されてしまい、顔にはムラだらけの薄膜しか残りません。清潔な指先に適量の半量(パール粒1個分)を取り、両頬、額、鼻の頭、あごの5点に配置します。そこから中指と薬指の腹を使い、顔の中心から外側へ向けて優しく滑らせるように、均一な厚みで伸ばしていきます。

1回目が馴染んだら、残りの半量を同じ手順で重ね塗りします。この「2度塗り」を実践することで、1回目で生じた塗りムラや指の隙間を確実にカバーでき、塗布ムラを事実上ゼロに抑え込むことが可能です。

体の日焼け止めの塗り方においても、手のひらに出してから体に塗るのは間違いです。容器から直接、腕や脚の肌の上に「直線を描くようにスーッと一本線」で乗せます。その上で、手のひら全体を肌に密着させ、大きな円を描くように螺旋状に優しく広げていきます。擦り込むのではなく、肌の上に透明なフィルムを均等に敷き詰めるイメージを持つことが、摩擦刺激を避けつつ防御膜を完成させる極意です。

ウォータープルーフ製品を使用する際のコツは、塗布後すぐに水に入ったり汗をかいたりしないことです。耐水性ポリマーが肌の表面で完全に結合し、強固な疎水性フィルムを形成するまでに約15〜20分を要します。海やプール、屋外アクティビティに出かける際は、外出の直前ではなく、出かける20〜30分前までに塗り終えておくことが強固な耐水性を引き出す鍵となります。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。