施設や家庭を問わず、事故原因のトップに挙げられるのが「1つのトランポリンで同時に複数人がジャンプする行為」です。友達同士や兄弟、あるいは親子で仲良く跳んでいる光景は一見微笑ましく見えますが、物理学的には極めて危険な状態を作り出しています。
複数人で跳ぶと、マットが押し下げられた直後の強い跳ね返りエネルギーが、タイミングのずれた子供の足元へ一気に集中します。これを物理学的に「キウイ効果(カタパルト効果)」と呼びます。体重の重い大人や年上の子供が沈み込ませたマットが急激に跳ね上がる瞬間に、体重の軽い子供が着地してしまうと、まるでコンクリートの上に高所から飛び降りたような凄まじい衝撃が骨に直撃します。
体重差がある場合、軽量な子供が受ける衝撃は何倍にも跳ね上がり、本人の意思とは関係なく吹き飛ばされてフレーム外へ転落するリスクも跳ね上がります。