「逮捕された瞬間、指示役との連絡ルートはすべて遮断されました。残されたのは、巨額の損害賠償と絶望だけです」。独占取材に応じた元受け子の20代男性は、絞り出すような声で当時の恐怖を語った。
現場で手錠をかけられた瞬間から、組織は一切の手助けをしない。弁護士費用が支払われることもなければ、脅迫されていた家族へのケアもない。警察の取り調べ室で初めて、自分が数千万円規模の詐欺被害の一端を担わされていた事実を知らされる。指示役はトカゲの尾切りのように末端を切り捨て、次の闇バイト応募者を補充するだけなのだ。