現代の大学生が抱く恋愛観に強い影響を与えているのが、メディアやソーシャルプラットフォームの存在だ。TikTokの短尺動画でバズる「同棲風動画」や、Instagramに投稿されるハイライトされた完璧なデートの風景は、無意識のうちに若者たちの「理想の頻度」を引き上げている。
かつてリアリティ番組の金字塔となった『テラスハウス』のように、四六時中同じ空間を共有する劇的なドラマへの憧れは根強い。しかし、メディアが切り取るのはあくまで刺激的な「イベント」であり、日常の泥臭い生活そのものではない。「SNSで見かける周りのカップルのように、もっと頻繁に会わなければいけないのでは」という焦燥感は、かえってパートナーへの不必要なプレッシャーを生む罠となり得る。