在庫が切れた通常デザインのカードは、どのような基準で再配布されるのでしょうか。そこには自治体の広報予算と増刷理由が深く関係しています。
マンホールカードの増刷費用は、基本的に各自治体の予算から拠出されます。来訪者数の増加や地域経済への波及効果が認められれば、次年度の予算編成や補正予算で増刷費が確保され、速やかに再配布スケジュールが組まれます。しかし、財政状況が厳しい自治体や配布ペースが想定より鈍かった地域では、増刷の優先度が下げられ、休止期間が1年以上に及ぶ事例もあります。
再配布が行われる際にコレクターが注視するのが、カード裏面右下に記載された「ロット番号」です。
初回発行分には「001」が割り振られ、増刷を重ねるごとに「002」「003」と数字がカウントアップされます。ハイフン前の数字(西暦表記の下2桁や発行年月)と合わせて、そのカードがいつ印刷された個体かを示す識別子です。多くのコレクターは初版である「001」に格別の価値を見出しますが、地域を訪れた証として集めるライト層にとっては、増刷版でも公式コレクションの重要な1枚に変わりありません。