脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説

脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説

脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

スポーツによる使いすぎ(オーバーユース)だけでなく、直接的な高エネルギー外傷や加齢に伴う関節変形によっても脛骨は重大な手術療法の対象となります。治療法の選択や社会復帰・スポーツ復帰までのタイムラインを客観的に比較したデータが下表です。

疾患・外傷名病態の特徴・発生要因一般的な治療法と治癒期間編集部の見解・臨床評価脛骨疲労骨折過度な運動による微細骨折の蓄積(ランニング、ジャンプの過多)保存療法(運動休止・免荷)。治療期間:約6〜8週間早期休養が最善策。痛みが消えても骨癒合確認前の練習再開は再発必至。脛骨骨幹部骨折交通事故、スポーツ接触事故、高所転落などの直達・介達外力髄内釘固定術やプレート固定術。脛骨骨折治療期間:完全骨癒合まで約3〜6ヶ月、運動復帰は6〜12ヶ月皮下組織が薄いため開放骨折(骨が皮膚を破る)になりやすく、感染症管理が最重要。脛骨高原骨折(脛骨プラトー骨折)膝関節面(高原部)の骨折。スキー事故、転落、高齢者の転倒など関節面を整復する金属プレート固定術。治療期間:免荷期間2〜3ヶ月、全治約6ヶ月以上関節面のわずかなズレが将来的な変形性膝関節症に直結するため、高度な整復技術が要求される難治性骨折。変形性膝関節症に対する脛骨骨切り術加齢に伴うO脚変形と膝関節内側の軟骨摩耗高位脛骨骨切り術(HTO)。入院約2〜4週間、骨癒合まで約2〜3ヶ月、活動復帰約半年人工関節と異なり自分の関節温存が可能。活動性の高い中高年のスポーツ継続に適した有力選択肢。

特に膝の関節面が陥没する脛骨高原骨折は、軟骨損傷や半月板損傷を伴うことが多く、関節の滑らかな噛み合わせを1mm単位で元に戻す精密な手術が必要です。整復が不十分なまま癒合すると、関節軟骨の摩耗が急速に進み、若年層であっても激しい痛みを伴う二次性変形性膝関節症へ進行する恐れがあります。

一方、50代から70代のアクティブシニアの間で高い評価を得ているのが脛骨骨切り術(高位脛骨骨切り術:High Tibial Osteotomy = HTO)です。これは脛骨の一部を切り開いてO脚を人為的にわずかにX脚へと矯正し、膝の内側軟骨にかかっていた過剰な過重ストレスを比較的健常な外側軟骨へと移行させる術式です。人工膝関節全置換術(TKA)と異なり、自身の膝関節構造を温存できるため、術後に正座やテニス、登山などの運動へ復帰できる可能性が高い点が最大のメリットとして支持されています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。