地獄楽の山田浅右衛門一門を徹底解剖!生存者・死亡者と最強序列の全貌

地獄楽の山田浅右衛門一門を徹底解剖!生存者・死亡者と最強序列の全貌

地獄楽の山田浅右衛門一門を徹底解剖!生存者・死亡者と最強序列の全貌にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

『地獄楽』に登場する山田浅右衛門一門は、完全な創作ではなく江戸時代に実在した同名の刀剣鑑定・処刑執行人「山田浅右衛門家」がモデルとなっています。しかし、作中の描写と実際の歴史には、知られざるギャップが存在します。

誤解1:山田浅右衛門は幕府の直参旗本だった?

作中では幕府の命を受けて動くエリート官僚のように描かれますが、史実の山田家は幕臣(直参)ではなく、身分上は「浪人」でした。江戸幕府は穢れ(死穢)を極度に嫌ったため、処刑や試し斬りを正式な武士の職務とせず、民間の技術者であった山田家に下請け業務として委託していたのです。

誤解2:首斬り役人は貧困にあえいでいた?

処刑役人は社会的に差別される一方で、経済的には大名並みの豪商レベルの富を誇っていました。その最大の収入源が、処刑した罪人の遺体から肝臓や脳などを取り出して調合した秘伝薬「人胆丸(じんたんがん)」の製造・販売です。当時、結核や難病の特効薬として大名から庶民にまで飛ぶように売れ、山田家には莫大な富が集まりました。作中で付知が遺体の解剖や薬学に異常な執着を見せる描写は、この史実を克明に反映したものです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。