かつては新千歳空港や札幌市内の土産物屋の片隅で、ご当地キーホルダーとして並んでいた白い小鳥。それがSNSの画像共有文化を起点に可視化され、全国区のテレビ番組やコミック、カフェチェーンとのコラボレーションを経て、日本を代表するポップアイコンへと駆け上がった。
現在ではインバウンド観光客が「日本特有のKAWAII文化と自然美の融合」として買い求める代表格となっている。京都の伝統工芸である西陣織の端切れをあしらった限定品や、北欧デザインの巨匠とコラボレーションしたミニマルなインテリアトイまで誕生。地域限定の民芸品という殻を完全に脱ぎ捨て、グローバルなコレクターズアイテムへと昇華した事実は、日本のファンシーグッズ市場における特筆すべき成功例といえる。