英語圏の歴史をさらに深掘りすると、かつて「goat」は正反対の極めて不名誉な意味を持っていた。知っておくべき言語の逆転現象だ。
20世紀初頭のアメリカでは、「scapegoat(生贄・身代わり)」に由来し、試合で致命的なミスを犯して敗因を作ったプレイヤーを「He is the goat(あいつが戦犯だ)」と呼んでいた。つまり、「Hero(英雄)」の対義語として使われていた暗黒期がある。
大文字表記の「GOAT」やヤギの絵文字を伴う場合は100%「史上最高」の褒め言葉だが、古い文献を読んだりクラシック映画を観たりする際には、文脈によって真逆の意味になり得る点には注意が必要だ。