栗橋第一劇場がたびたび「閉館した」と噂される最大の要因は、過去に報じられた警察当局による摘発ニュースとそれに伴う営業停止期間にあります。大衆芸能の歴史において、ストリップ劇場と風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)、さらには刑法175条(公然わいせつ罪など)の境界線は常に緊張関係にありました。
劇場が過去に摘発を受けた具体的な理由は、ステージ上での演出内容が公然わいせつに該当すると警察側に判断されたことでした。警察の摘発が入ると、経営者や関係者が事情聴取を受け、数ヶ月から半年に及ぶ長期の営業休止命令や自主休業を余儀なくされます。当時、地元テレビ局や大手新聞各社が「埼玉のストリップ劇場を摘発」と大々的に報じたため、地域住民やライト層のファンのあいだで「これで完全に閉館した」という記憶が固定化されてしまいました。
しかし、劇場側は法規に抵触しない演出基準を再構築し、舞台と客席の距離感、照明の当て方、ダンサーの衣装規定などを抜本的に見直しました。その上で行政手続きと指導をクリアし、適法かつ健全な興行形態で営業再開を果たしたという経緯があります。過去の騒動は事実であるものの、それを教訓として現在では極めてクリーンな運営管理が行われています。