今日の甲子園は開催?雨天中止の判断基準と濡れない席を徹底解説

今日の甲子園は開催?雨天中止の判断基準と濡れない席を徹底解説

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「内野席のチケットを取ったから雨でも濡れない」という認識は、甲子園において最も陥りやすい誤解の一つです。内野スタンド上部には巨大な屋根「銀傘(ぎんさん)」が設置されていますが、その保護下にあるエリアは限定的です。

構造上、銀傘が真上を完全に覆っているのは、バックネット裏のプレミアムシート群および内野指定席の上段エリアです。一般的に甲子園球場 屋根 濡れない席の安全ラインとされるのは、各ブロックの段数にしておおむね20段目から25段目より後方とされています。これより前方の席は、たとえ内野の指定席であっても屋根の庇(ひさし)の外側に位置するため、雨が直接降り注ぎます。

さらに計算を狂わせるのが、大阪湾から吹き付ける特有の風、すなわち甲子園 浜風 風速です。甲子園は南側に海を臨む立地条件にあり、午後になると毎秒4〜6メートルの強い南風や南西風がグラウンドからスタンドへ向かって吹き込みます。風を伴う雨の場合、銀傘の庇の下にあるはずの座席であっても、雨粒が斜めに巻き込まれて侵入します。

現地取材やスタンドでの観戦者コミュニティの検証記録によれば、「風速5メートルを超える南風の降雨日には、30段目付近の座席ですら膝から下がずぶ濡れになった」という生々しい証言が多数寄せられています。外野席およびアルプス席には屋根設備が一切存在しないため、全身を覆う雨具が必須であることは論を俟ちませんが、内野席を確保したファンであっても「風向き次第で濡れる」前提での装備が不可欠です。なお、スタンド内での傘の使用は周囲の視界を遮り危険を伴うため、規則として原則禁止されています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。