大半のケースは口周りの局所的な違和感にとどまりますが、体質や体調によっては全身にトマトアレルギーの蕁麻疹が広がったり、腹痛や嘔吐、下痢といった消化器症状を伴うことがあります。さらに血圧低下や呼吸困難に陥るトマトアレルギーのアナフィラキシーショックに至る危険性もゼロではありません。
また、子供の離乳食期におけるトマトアレルギーの判断には細心の注意が求められます。離乳食初期にトマトペーストを与えた際、口の周りが赤くなる現象がよくみられますが、これはトマトの酸味やヒスタミン様物質による「接触皮膚炎(かぶれ)」であることも多く、必ずしも抗体が関与する食物アレルギーとは限りません。全身の発疹や機嫌の悪化がないかを観察し、赤みが引かない場合は小児科へ相談してください。